バスター・ブラウン
2011年 04月 03日
お初にお目にかかりやす。
小生、バスター・ブラウンと申します。
以後よろしゅうごひいきに。
というわけで、この猫、実は昨年、秋が終わって冬に移ろうという頃の11月半ば。
縁あってうちに今もいる猫です。
女性から電話がありました。
行方不明の猫に似た猫がいる。
今、保護してうちのクローゼットにいるんだけど....
この界隈とは言え、猫の足でそこまで行くものか、と思われる結構離れた所。
99.99パーセント自信を持って「猫違い」と思われましたが、
行ってみることにしました。
そこのお宅はドアから入ってすぐ横にコートなどを掛けておく作り付けのクローゼットがあり、
レスリーと名乗ったその年配の女性は、猫をエサで釣ってその中に追い込んだそうです。
薄暗いクロゼットのなか、隅っこでしゃちほこばっていたその「よく似た猫」は、
似ても似つかぬ風体の、明らかに生まれついての野良猫でした。
「連絡ありがとう、でも違う猫ですね」
そそくさと踵を返した私たちに、背後から「待って!」と声がかかりました。
何でも彼女、来週には遠い所へ引っ越してしまう、
どうかお願いこの猫面倒見てやってくれないか
「......................................」
「この猫、ちょっと風邪気味みたいなの、
このまま、また野に放ったら、絶対この冬は乗り切れないわ」
ああ、なんという展開でしょう。
猫好きの弱みに、みごとにつけいられました。
もう既に2匹いるから、と断ろうとしましたが、レスリーさんも引き下がりません。
しばらく迷い悩んで.......とりあえず連れて帰って、新しい飼い主を見つけるかどうかしましょう、
ということになってしまいました。
ああっっ.....
写真はうちに来てまだ間もない頃のものです。
どうです、ごっつい人相、あいや、にゃン相。
病気の確認ができるまで、
しばらく別部屋で大きいケージに入って過ごしていました。
エサをやろうとしても、ブラシをかけてやろうとしてもトリプルパンチを食らっていたころです。
ダンナが勝手に「バスター・ブラウン」と命名しました。
《続く》
by nollipolly
| 2011-04-03 12:31
| Oh! cats!!